2020-01-09

ジリジリと、自分の殻を外へ

空港って大好きです。

別れを惜しむ人がいて、再会を喜ぶ人がいて。新しい挑戦に漕ぎ出す人がいて、胸を張って凱旋する人がいて。

リノリウムの上で乱反射する感情の足音に、いちいち聴き入ってしまいます。

私にとって海外は、いつまで経ってもアウェーで。今でもいちいち緊張します。
空港、ホテル、現地の人とのおしゃべり。何かあるたび構えちゃうんです。

それは身の危険というより、心の置き場に困る感じで。

英語じょうずに喋れなかったらどうしようとか、慣れない場所で自分には対処できないような、困ったことが起きたらどうしよう、とか(笑) そういう理由のない不安です。

今までに一度もそんなコト起きたことないのに不思議。
毎回 worst case scenario (最悪の状況) を妄想しては、未曾有の危機に怯えます。
最後の砦の謎仕様。

あ、通訳の本番直前とかも、いつもそうです。
緊張がバレないように、クライアントに伝染しないように… 不必要にニヤニヤしています(笑)

英語に関してはアワアワ知識を集めるうちにTOEICも毎年970点を準備ナシで取れる程度の武装はしておりますが、全っ然(笑) 不安が消える気配はありません。

会話も別に、不便を感じることはないのですが。「あーココもっと効率よく言えたよね!」「… もうちょっと今のは!速さ出したら!もうひと笑い取れたァァ」みたいな、リアルタイム脳内ひとり反省会がずっと開催されている感じで、心がせわしないったらありません。

まあこの不安、多分どんなに勉強しても消えないやつなんだろうなぁ、私チキンだもんなぁ、しゃーない??と、ゆるーんと構えることにしました。

それでまあ、変拍子で脈打つ心臓の音を聞こえないフリして準備して、時間が来たらこちらが泣こうが喚こうがテイクオフするわけなのでね。いいんです。

そして現地へ行ってみるとね。始まっちゃえば。どこまでも遠くまで、空が拡がっているんです。いちいち構えたままではあるんですが、あ、意外とイケるぞ、よしよし。うしし。という感じで。

自分でジリジリと、自分の殻を外へ広げている実感がするんです。

私はどちらかというと変化が好きではないので(笑) 毎日同じこと、できることを繰り返すほうがラクで。何かがいつもとちょっと違うだけでソワソワするんですが。

でも時折、この「外殻拡張の儀」が必要な気がするので、半ば強制的にその機会を作ります

私にとって毎日の配信はとても大事な時間で、お正月休み明けでまた休むのはたいへん心苦しいのですが。それでも変化や冒険や挑戦とカブった時には、ごめんなさい。リスクを取らせてもらっています。

その分そこで学んだすべてを、YouTubeをご視聴くださっている方や、レッスンでご一緒している方に還元できるよう。真剣に目の前の人やコトと向き合うのが自分の仕事だと思っています。

あ、行かなきゃ。じゃ、飛んできます。夜の空へ。
皆さんも如何ですか??ドキドキしますが、楽しいですよ。ではっ??

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