2018-04-09

英語は体育!

英語って、頭を使うものだと思っていませんか?もったいない!英語は勉強というより、身体を使ってスキルを覚える体育に近いものです。

Six young athletes are hitting hand karate kick

こんにちは。
アメリカ英語発音トレーナーの
木村小百合です。

 

ツラい勉強をしないと、英語は喋れない?

英語の勉強というと思い出してしまうのが、学生時代の試験勉強。単語の暗記、教科書の和訳、文法問題… ツラかった記憶は、そう簡単には消えません。そのせいか無意識のうちに「机の前でツラい勉強をしないと、英語は喋れない」と思う方が多いようです。

今や偉そうに英語の話をしている私ですが、私は23歳までヒトコトも英語が喋れませんでした。英語嫌いなうえ中学高校の試験勉強がトラウマになり、「英語は頭のいい人が喋るもの(私にはできない)」と信じ込んでいました。大学の専攻も哲学(しかも東洋思想)だったので、アルファベットより漢字を読むほうが多いほどでした。

「声に出して繰り返す」だけで英語は喋れる

それが音楽を勉強したいと思い立ち、いきなりアメリカへ行ってしまったので大変でした。語学学校では「手じゃなくて口を動かせ(ジェスチャーばかりで喋れていない)」と笑われ、LAで出会った在米40年のオバサマ日本人には「沈黙は金じゃなくて鈍(どん)なのよ、この国では。喋らないのは存在しないのと同じ」と脅され、音大も「歌詞のニュアンス読み取りや発音練習はクラスの外で済ませてくるように」というピリピリした雰囲気。

当時の私はボーカル専攻の音大生ですから、毎日歌を練習します。歌詞、メロディ、発声、歌詞の伝え方、リズム、他の楽器との合わせ方… いろいろなことに意識を置きながら、ひとつの曲を何百回も歌います。ステージに持っていく曲は、本番までに千回以上歌うんじゃないでしょうか。

そんな毎日が続いて1年を過ぎたあたりから、英語を口に出すときの感覚が少しずつ変わってきました。机の前で単語を覚えたり文法問題を解いたりする時間はなかったのに!歌だけではなく、英会話もスムーズに喋れるようになってきました。

不思議に思って考えてみると、どうやら「声に出して何度も繰り返す」のが良いらしいんです。歌の練習って、とにかく口に出して、声に出して、自分にとって理想的な身体のコントロール方法を自分で探していくんですね。レッスンで先生に教えてもらったことも、その場でパッとできるようになるわけではないので、最終的には何度も同じ動きを繰り返して、「ああ、こういう風に動かすといいのね」と、筋肉に覚えさせていくような感覚です。

発音を繰り返して筋肉が覚えた音は、リスニングでも聞こえるようになる

さらに、発音の練習を繰り返すことで、徐々にリスニング力も伸びていきました。自分の筋肉が覚えた発音は、他の人が喋ったときにも「あ、この発音はアレだ」と勝手に耳が気づくようになります。オーディオ教材を聞き流すよりも、発音の練習をするほうが効率的にリスニング力を鍛えることができます。

英語は体育。声に出して繰り返す英語で、ジムで身体を動かすように言葉をマスター

こうして体育会系の練習を続けて、頭ではなく身体を動かしながら英語に取り組んだ結果、2年半の音大生活(在米通算3年半)でTOEIC970点を取得しました。音大でTOEICって!と自分でも思いますが(笑)英語って結局、声に出して覚えるのが一番の近道なんです。

さあ、あなたも挑戦してみませんか?

ジムで身体を動かすような感覚で、あなたの想いがまっすぐ伝わる英語発音をマスターしましょう!

カウンセリングとトライアルレッスンはこちらhttp://komabaonan.com/contact)から。

 

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