英語の上達の速い人は「○○○○○」が高い?
言葉には温度と品格がある
それぞれの言葉には、固有の温度感やきちんと度、その単語を使うことで会話に乗ってくる風合いや香りがあると思うんです。
母国語では無意識のうちにその出力をコントロールしますが、外国語でそれを精密に再現しようとすると… 言葉に詰まってしまいます。
とはいえ闇雲に「書を捨てよイェー、街に出ようイェー!カタコトでいいから喋ってごらんホラホラ」と誘われると、天邪鬼ギークたる私の心はみるみる萎えます (笑)
頭の整理がつかないと身体がいっさい動かず、身体が動かないと心のシャッターが下りてコミュニケーションどころの騒ぎではないのです。
TPOにあわせた表現を使うコツ
そんな時には
「reallyだのgreatだのthank youだの、何度も言いたいタイミングがあるけれど同じ単語を連呼するとバカっぽく聞こえる」
症状を改善するバリエーションだけ覚えておくと便利です。
たとえばtoo much(やりすぎ) やtoo little(やらなすぎ)といった単語。
もちろんこのままでも便利に使えますし、これそのものには何の問題もありませんが。
too much の代わりに
「overなんとか」(overdone, overload, overkill, over-appreciated, overcooked)。
too littleの代わりに
「underなんとか」(under-appreciated, underage, undercooked)。
というのを知っていると、TPO(ってあんまり英語じゃ使いませんが 笑) にあわせた表現が拡がりますね。
英語の上達の速い方は日本語能力が高い
先日のOffice Hourでも思いましたが、英語のできる方、英語の上達の速い方は日本語能力が高いです。
日本語能力が高すぎるせいでシンプルな英語に落とし込めない、というジレンマを抱える場合もありますが、それでも余ってる分は削れますから。
無いものを増やすよりずっとラクです。
意外と皆さん、そのまま英語で使えるカタカナ単語をたくさんご存知なのに、いざ英会話になるとなかなか、それをタイミングよく思い出すのに苦心されるようです。
そんなんも発音でチャチャッと解決できますので、ま、ゆるゆる続けていきましょう~。